1月13日の夕方、西の空には黒い雲。
不気味な黒雲。
でも、南の空はまだそれほど黒くない。
蒼い空に宝石のように輝く金星。
そのうち、雲は妖しいオレンジ色に染まって、まるで空駆ける獅子のよう。
もやぁっとした夕焼けは、
まるで金星を追っかけて飲み込むように広がって…。
でも、いったん飲み込まれた金星は、再び輝き出した。
午後7時過ぎ、東の山の端が輝き出したけれど、なかなかお月様はあらわれず、
8時を過ぎてようやくお顔を出した、クリスタルムーン。
そんなお月さまに願いをこめて…。